地元暮らしをちょっぴり楽しくするようなオリジナル情報なら、千葉市緑区の地域情報サイト「まいぷれ」!
文字サイズ文字を小さくする文字を大きくする

千葉市緑区の地域情報サイト「まいぷれ」

千葉市美術館がリニューアルオープン

Withコロナで楽しむ! リアルとオンラインで触れられる 新しくなった千葉市美術館

1階 さや堂ホール

葛飾北斎《冨嶽三十六景 神奈川沖浪裏》天保2-4年(1931-33)頃

2020年1月から改装工事のため休館していた千葉市美術館が、7月11日にリニューアルオープン。

中央区役所がはいっていたフロア(4・5階)を改装して、常設展示室こどもアトリエ(つくりかけラボ)など新しいエリアが新設されました!

 

昭和2年に建てられた旧川崎銀行千葉支店を保存・修復した「さや堂ホール」には、NHKの番組『びじゅチューン!』とコラボしたインタラクティブコンテンツ「なりきり美術館」を設置。葛飾北斎の冨嶽三十六景のストーリー映像では、絵のなかの波をリアルなサイズにしたら、いったいどれくらい大きいのかを実際に体験できます。今までは声の大きさによって映像が変わる仕組みでしたが、新型コロナウィルス感染防止のためジャンプバージョンに切り替えたそうです(千葉市美術館が初)。船にゆられている気分になりながら、大波をぜひ超えてみてくださいね!

子どもから大人まで 誰でも自由にアウトプットできる美術館へ

4階 子どもアトリエ(つくりかけラボ)

リニューアルされた千葉市美術館では、従来の「完成された美術品をみる」「ワークショップで完成品をつくる」ではなく、これまでの美術館にはない「つくるプロセスを大事に」したアート教育の普及に力をいれています。

 

その一つとして、「子どもアトリエ(つくりかけラボ」)を新設。「五感で楽しむ」「素材にふれる」「コミュニケーションがはじまる」の3つのテーマを軸に、参加体験型のワークショップを随時開催。

作家が土台をつくり、来場者やオンライン参加者によって常につくりかけの状態として日々変化していきます。

 

初回テーマは、建築家 遠藤幹子氏による千葉に伝わる「羽衣伝説」の物語。段ボールでつくった舞台に、新聞紙でつくったハスの花を制作して展示していきます。新型コロナウイルス感染防止のため、しばらくはオンラインのワークショップを開催。制作したハスの花の写真を送れば、デジタル投影してもらえ、自宅でつくったハスの花を持って行けば、会場に設置してもらうことも可能です。

 

先日開催されたオンラインワークショップには、小さなお子様~70歳の方が参加されたそう。

「つくったものが他の人のヒントになり、形を変えていくプロセスを楽しめるような場に育てていきたい」と話されていました。

 

初回「羽衣伝説」は12月まで開催され、その後は3か月に1回のペースで作家とテーマがかわっていきます。

ぜひ参加してみてください♪

 

図書室(びじゅつライブラリー)

4階 びじゅつライブラリー

美術にまつわる約4500冊の書籍をそろえた図書室を新設。子どもがアートと初めて出会う絵本や児童書がたくさんあり、本を通してアートに気軽にふれられるようになっています。手前はのんびりコーナー、奥はじっくりコーナーになっていて、くわしく調べたい人のための蔵書も充実しています。

読み聞かせやトークイベントも今後企画されているそうなのでお楽しみに!

ワークショップルーム(みんなでつくるスタジオ)

5階 みんなでつくるスタジオ

地域と美術館がつながるプロジェクトとして「ワークショップパートナー制度」がスタート。

自分の得意なこと、好きなこと、ワクワクすることをもちよって、絵の具あそびや陶芸、ダンス、演劇など市民が中心になったさまざまなワークショップが開催されます(新型コロナウイルスの感染拡大防止のため、しばらくはオンライン形式で開催)。

 

また展示と企画連動し、9月からは妖怪絵馬のワークショップも企画されています。つくった絵馬をおくると、ライブラリーに飾ってもらえますよ。

 

■ワークショップ「合体?変化!?きみの妖怪絵馬をつくろう【公式サイト】

コレクション1万点からハイライト展示! 常設展示室が新設されました

5階 常設展示室

ジョルジュ・ビゴー《稲毛海岸》明治36年(1903)

(7月11日~8月2日展示予定)

拡張リニューアルにともない、今まではなかった常設展示室が新設されました。千葉市美術館の3つの収集方針「金世から近代の日本絵画と版画」「1945年以降の現代美術」「千葉市を中心とした房総ゆかりの作品」にそって収集されたコレクション約1万点から、それぞれのハイライトが展示されます。

8月2日までは「千葉市美術館コレクション名品選2020」を開催。草間彌生特集では初期の作品が展示され、なかには海外からも貸出依頼がくる作品もみることができます。「描かれた千葉市と房総の海辺」として、稲毛に暮らしていたジョルジュ・ビゴーの作品を展示。

美人画百花 描かれたひとびと

「美人画百花 描かれたひとびと」では、喜多川歌麿などの浮世絵師の肉筆、浮世絵版画と時代の流れがわかるような展示になっています。

 

※保存の関係で、近世~近代のコレクションは1ヶ月おき(現代美術は3ヵ月おき)で展示替え。

リニューアルオープン&開館25周年記念 「帰ってきた! どうぶつ大行進」

7・8階 企画展示室

石井林響《王者の瑞》大正7年(1918) 

拡張リニューアル後の第1弾の企画展は、2012年夏に開催して子どもたちに好評だった「どうぶつ大行進」をバージョンアップ! 「帰ってきた! どうぶつ大行進」として、前回110点の展示から新しい作品を150点以上増やして全248点の作品を展示。初公開作品は30点、50年ぶりに公開される作品も5点あります。

病や正体不明のものを動物の形にして退治する絵は昔から多く、新型コロナウイルスで混乱している今だからこそ、絵のパワーを感じてほしいとの思いもこめられています。

全12章で構成され、江戸時代の絵画・版画を中心に、動物や鳥、虫、魚、麒麟などの霊獣、可愛らしいネコなど古今の多彩な動物イメージを楽しめますよ!

 

※企画展については、休館日以外にも休室日があるのでご注意ください。

 休室日 7月20日、8月3日、8月17日

 

ミュージアムショップ「BATICA」とカフェがオープン!

1階 ミュージアムショップ「BATICA」

さや堂ホールの隣には、ミュージアムショップ「BATICA」とカフェも新設。

千葉ゆかりの作家のアート作品や書籍、部屋に飾りたくなるようなオシャレ雑貨がセレクトされていて、みているだけでワクワク楽しい気持ちになれますよ。

美術館ときくと、ちょっと敷居が高いイメージがあるかもしれませんが、新しくなった千葉市美術館は、こどもから大人まで楽しめる仕掛けが随所にありました。

 

子育て中の方も、安心してゆっくりと美術鑑賞やワークショップを楽しめるように、千葉市美術館では「ちばしび託児サービスデー」を設けて、保育士の資格を持ったベビーシッターがお子さまをお預かりしてくれる取り組みもあります。公式サイトから申し込めるようになっているので、興味のある方はぜひ利用してみてくださいね。

千葉市美術館の招待券をプレゼント! Twitterキャンペーン 応募方法

10名様にプレゼント

1. 「まいぷれ千葉」の公式Twitterをフォローする
2. 該当ツイートをリツイートする
3. 応募締め切りは、2020年7月27日(月)です。

 

まいぷれ編集部の抽選で10名様に千葉市美術館の招待券をプレゼント。

当選者の方には、7月29日(水)頃に「まいぷれ千葉」のTwitterアカウントからメッセージを差し上げます。

※観覧有効期限 2020年7月11日~9月6日まで

※郵送先は当選通知と同時にお尋ねします。もし数日返信がない場合には、他の方へと当選を変更させていただく場合がありますのでご了承ください。

千葉市美術館


所在地/千葉県千葉市中央区中央3丁目10−8
アクセス/千葉都市モノレール葭川(よしかわ)公園駅より徒歩5分
開館時間/10:00 – 18:00 (金・土曜日は20:00まで)
(※入場受付は閉館の30分前まで)
休館日/毎月第1月曜日(祝日の場合は翌日)、年末年始(12月29日~1月3日)、メンテナンス日
入館料/常設展示室 一般:300円 大学生:220円 

※小・中学生・高校生、千葉市内にお住まいの65歳以上の方、障害者手帳をお持ちの方とその介護者1名は無料

※企画展示室は展覧会毎に異なります。

※子どもアトリエは観覧料無料。
電話番号/043-221-2311
公式サイト/https://www.ccma-net.jp/

※取材時点の情報です。掲載している情報が変更になっている場合がありますので、詳しくは電話等で事前にご確認ください。