ろけぷれ!
美味い珈琲を淹れるのは誰だ! 噂の小百合映画の舞台はここぢゃ!!
祝!「ふしぎな岬の物語」公開記念
違いのわかる男茶柱が満を持して放つ!
今世紀最大の「ろけぷれ!」をお届けします。

10月11日(土)公開
(C)2014「ふしぎな岬の物語」製作委員会
吉永小百合 阿部寛 竹内結子 笑福亭鶴瓶笹野高史 小池栄子 春風亭昇太 井浦 新 吉 幾三
(ブラザーズ5)杉田二郎 堀内孝雄 ばんばひろふみ 高山 厳 因幡 晃片岡亀蔵 中原丈雄 石橋蓮司 米倉斉加年
企画: 吉永小百合 成島出
原作: 森沢明夫「虹の岬の喫茶店」(幻冬舎文庫)
脚本: 加藤正人 阿部照雄
撮影監督: 長沼六男
監督: 成島出
音楽: 安川午朗
ギター演奏: 村治佳織
衣装デザイン(柏木悦子): 鳥居ユキ
題字・デザイン: 和田誠
メインテーマ「望郷~ふしぎな岬の物語~」/村治佳織 劇中歌「入っておいで この里に」
歌: ブラザーズ5

号泣する茶柱
茶柱: ひと肌恋しい今日この頃、みなさんお元気ですか! 茶柱です!
ナカ: なんすか、先生! その出だし。
茶柱: 別に深い意味などあるわけないっしょ!
ナカ: あるわけない!?? って。無いのは髪でしょ?
茶柱: なんですとお! そうやって俺を持ち上げるねエブリタイム!
ナカ: あげてないっす。このすっとこどっこい!
茶柱: まあまあ、そう褒めるな!
ナカ: 褒めてないし。
茶柱: 何のこっちゃ!では今回も張り切ってまいりましょう! 祝!「ふしぎな岬の物語」公開記念。美味い珈琲を淹れるのは誰だ!そして美味い珈琲を飲むのは誰だ!?噂の小百合映画の舞台はここぢゃ!!の巻。
ナカ: 先生、その写真…いきなし泣き入ってますね。
茶柱: ヘルメットでわからんだべし?
ナカ: そんなことよりどうして泣いてます? 毛が3万本くらい抜けました?
茶柱: 実は……。小百合さん映画のロケ地が千葉の鋸山あたりにあるっていうんでバイクで右往左往しながら道に迷った図。というよりもどこにもお目当てのロケ地が見つからずという図です。
ナカ: で?ろけぷれ終了ですか?
茶柱: 馬鹿おっしゃい!迷い迷ってみつけたばい!ホレ!

明鐘(みょうがね)隧道(ずいどう)の近くにその店はある!

ホレホレ! よう~見んちゃい!この看板見落とすな~
ナカ:お! 看板みっけ!ですね。
茶柱:おおよ! でもホンマに見つけにくかったんよ!
店の場所はちょうど富津市と鋸南町の境目にあたるのら! 交通安全きっちりしながら訪ねてね!
茶柱: とにかく今回の取材。画像がい~~~~~~~~っぱいあるからオイラの話より画像をミテチョ!
ナカ: 了解です。

軒を並べるコンテナのようなユニット(実は……)とプレハブですが……。
茶柱: と、いうわけなんですが。ここがそのロケ地です。
ナカ: え? ここ?
茶柱: イエ~す。ここです。右側の青いユニットね。ほらほら。
ナカ: ほんとですね。岬って書いてある。確かに商い中ですね!

開いててよかった~
※取材日は2014年4月8日です。

お、おばちゃんがいるぞ!
この人が小百合さんのモデルか?
伝統芸能ハゲ踊りで場を温めながら近づく茶柱。
茶柱: このおばちゃんに伺ったところ撮影に来ていた吉永小百合さんに何度もお会いしていたとの情報を得る。本当に品のある素敵な女性だったといっておられた。
ナカ: 禿踊りの成果、すごいですね!
茶柱: いえ~~す。
ナカ: 小百合さんが、製作者も兼ねて主演された今話題の映画「ふしぎな岬の物語」の舞台が千葉内房!っていうのがなんか感動ですね!
茶柱: ろけぷれ冥利につきるよね。で、おばあちゃんに小百合さんのモデルはおばちゃんですか?と尋ねたら、本人はお店の中にいるってにっこり笑ったのでした。

店内には著名人のサインやお店の記事でいっぱい!

古い映画のポスターも、いいね~
ナカ: 雰囲気のある喫茶店ですね。
茶柱: そうそう、初めてきたのになんか懐かしい雰囲気があるんですよね。
思わずただいま~~って言いそうになっちゃう。

岬の節子さん この人がいたからこの映画が誕生した!
ナカ: この方が小百合さんが演じた悦子さんのモデルとなった節子さんなんですね。
茶柱: そうなんです。この節子さんがいなかったら小説も映画もなかったんですよ! そこが凄い!
茶柱: すべてのはじまりは、原作者の森沢さんがこの店を取材で訪れた時に節子さんにこの喫茶店を舞台に物語を書きたいと願い出たところからビギニングしたんだ。

森沢さんの「あなたへ」出版記事 岬カフェ店内で撮影したものです(船橋出身というのもろけぷれ、まいぷれ的には鳥肌もんです)
ナカ: 節子さんはそれを快諾されたんですね。
茶柱: おふこーす。そしてしばらく経ってからこの喫茶店からインスパイアされた小説「虹の岬の喫茶店」が生まれたわけ。

違いの分かる女が淹れる珈琲を

違いの分かる男が嗜む
ナカ: その原作を吉永小百合さんが読んで絶対に映画化したいと思ったと…。
茶柱: そう、そしてその原作に惚れ込んだ小百合さんは映画プロデュースも兼ねているわけ。珈琲の注ぎ方だけでなく情熱の注ぎ方も半端ではありません。
ナカ: 熱の入れようがわかりますね。ところで茶柱先生、今回取材しようと思ったきっかけはなんだったんですか?
茶柱: それがね、小百合さんが千葉をロケ場所に映画を撮るというのは聞いていたんですが、いったいどこで? いつ? と思っていた矢先に2014年3月末。タモリさんの国民的長寿番組「笑っていいとも!」が終わりましたよね。
ナカ: ええ、そうでしたね。そういえばタモリさんといえばサユリストとして有名ですね。それって何か繋がるんですか?
茶柱: あの最終回スペシャルで実は小百合さんがゲストで出演されていて、誰もがスタジオに来る??のではと思っていたら。どうしても抜けられない撮影があって……。ということで中継映像で出演されていた。
ナカ: 確かそうでしたね。
茶柱: その撮影というのがこの「ふしぎな岬の物語」だったわけですよ。
ナカ: そうだったんですか!
茶柱: でね、ピンときた!
え? まだ撮影終わってない? いや終わったとしてもまだ撮影の余韻はあるはずだ! だったら、ろけぷれ取材にレッツラゴーだって思ったんです。で、4月8日早朝にバイクで取材ツーリングにでたのでありんした。
映画の公開にあわせてろけぷれを!と思い、今まで原稿を温めていたというわけさ。
ナカ: なるほど~そういうわけだったんですね。その間に場を温める禿踊りも生まれた…と。ふむふむ。
茶柱: 節子さんと小百合さんは意気投合! 実際のロケーションに使われた所は少し離れたところにセットが組まれ撮影が行われたとのことでしたが、ロケの合間に小百合さんはこの喫茶店を訪れ節子さんとのおしゃべりを楽しんでいたらしい。ふしぎな縁で結ばれたふたりの女性がこの場所に一緒にいた! それだけでもうれしい限りなのに!
今、自分もこの場所にいる!!!そう思うだけでも胸がいっぱいになるんよ。
ナカ: なんだかわりますその気持ち。

羨ましいツーショット!(岬カフェ店内掲示)

負けてらんないツーショット!
茶柱: もっとお近づきになりたくて思わず節子さんに「あのお、小百合さんはこちらの珈琲を飲んでいかれたんですか!?」とたずねると「ええ、よく飲んでいかれましたよ」とほほ笑む。「ええ? だったら小百合さんと同じ珈琲カップで珈琲ください!」といったんですが……。
ナカ: ………。
茶柱: 節子さんはふふふって苦笑いでこういった
「ええっと……小百合さんの飲んだ珈琲カップ!?……それだったかもしれないわね…」
ナカ: ククッ、お茶目ですね! 節子さん。

それだったかもしれない小百合さん御用達の珈琲カップ!?

心落ち着く風景…

こうなったらトーストも食べちゃうぞ!

心もおなかも満たされる、おまけに目の前は大海原だ!茶柱至福の時!
茶柱: とにかく気さくな女性なんですよ。ここにくるの初めてで道がよくわからなかったです。っていったら「そうなのよね、よく言われるの。でもよくこれたじゃない」ってケロとしてる。初めて会ってまだ数分しかたってないのに「これね、小百合さんがくれたのよ!」ってまるで少女のようにはしゃぎながら小百合さんのサイン付き豪華写真集を見せてくれた。
ナカ: さすが言葉のキャッチボールの達人ですね。
茶柱: そうなんです! 節子さんの人柄がね、虹が降りる場所にあるこの喫茶店の本当の魅力なんです!

和田誠さんのイラストポスターは4月の時点でも掲出されていました
ナカ:森沢さんも小百合さんもそこに惹かれたんですね。
茶柱:森沢さんや、小百合さんだけではありませんよ。きっとそこのあなたも、そちらのあなたも何かを感じるはず。
みなさんも是非! 本作品公開されたら劇場へ足を運んでくださいね。そして虹の降る場所を探して実在するこの喫茶店にも来てください!!
小百合さんと節子さんの人生のエールしっかりうけとめてくださいませ~~~
P.S.

正面から見た岬カフェの全貌
取材日は2014年4月8日。
この案内図はその時のもの。岬カフェの横にあったコンテナのようなユニットがメイクルーム、衣裳部屋などのスタッフルームだった。

甥の浩司(阿部寛)が住んでいる小屋はこのあたりにあったはず

穏やかな海が目の前に広がる

小百合さんがベンチに佇みながら眺めているのはこんな風景